モノ書きピアニストはお尻が痛い (文春文庫)価格: 630円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3
根っからのミステリー好きの私。以前、著者の『ショパンに飽きたら、ミステリー』(国書刊行会)を読んで、取り上げる作品に著者のセンスが光っていたところ、そのミステリーのどこが面白かったかに独自の審美眼が感じられたところ、そんなところがユニークで面白くて印象に残っていました。
それと、ピアニストと文筆業、両方のプロとして活動していらっしゃるところ。片方だけでも容易なことではないのに、両立させているなんてすごいなあと、クラシック音楽も好きな私は、著者の稀有な才能に惹かれてしまうんですよね。
<評論する楽しさにめざめたのは、大学院で修士論文を書いたときのこと